「外貌」についての後遺障害をメインテーマに勉強会を開催しました
弁護士間で交通事故案件に関する知識・経験を共有
アディーレ法律事務所では、交通事故の案件を取り扱う部署(交通部)を設けています。
交通部は、日ごろより定期的に勉強会を開催し、弁護士間で交通事故の案件に関する知識・経験を共有しながら、事件処理水準の向上を図ってきました。
今回は、「外貌(がいぼう)」についての後遺障害をメインテーマに、勉強会を開催しました。
交通事故によって顔などに傷が残ってしまった場合、その傷の状況によっては、後遺障害の等級が認定される可能性があります。
そして、後遺障害の等級が認定されると、ほとんどのケースでは、後遺症慰謝料および逸失利益を保険会社に請求できます。
しかし、後遺障害の類型によっては、逸失利益があまり認められないケースも存在し、典型的な例が、この「外貌(がいぼう)」についての後遺障害です。
たとえば、保険会社から、「顔などに傷を負っていたとしても、身体の動きに支障が生じるわけではないため、将来の仕事は問題なく行えるのではないか」と、逸失利益を認めない反論をされたり、実際に裁判で認められなかったりすることがあります。
そこで、これまで数多くの「外貌(がいぼう)」についての後遺障害の案件を扱ってきた経験から、逸失利益が認められた案件、反対に認められなかった案件を比較し、どのように保険会社に逸失利益を認めさせることができるかなどについて、意見を出し合いました。
また、過去の裁判例も合わせて比較・検討し、実際にどのように事件処理を行えば、より高額な逸失利益を獲得できるのかについても議論を交わしました。
アディーレ法律事務所では、これまで「外貌(がいぼう)」の後遺障害をはじめとする、非常に多くの案件をご依頼いただいております。
実績が豊富だからこそ、過去の案件や判例をもとに、さらなる交通事故の被害者救済のため、適切な主張の検討ができます。
今後もこのような勉強会を通じて、弁護士の知識・経験を共有して、専門性を高める取組みを続けるとともに、依頼者の方に対し、よりよい解決策をご提案し、ご満足いただけるよう取り組んでまいります。
書籍情報
『申請事例からみる 交通事故 後遺障害の等級認定』
アディーレ法律事務所(編)
発売日:2022年4月20日(水)
ページ数:748ページ
定価:9,350円(本体8,500円+税10%)
刊行:中央経済社
書籍ページ:https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-35781-7