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交通事故の被害について、弁護士に相談する場合ってどんな感じ?

[ 公開日:2023/11/08 ] [ 更新日:2024/09/09 ]

「弁護士に相談してみたいけれど、なんとなく不安で踏み出せない」

交通事故の被害にあって、弁護士に相談したほうがいいかもしれないと思いつつ、このように不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

実は、この不安は、「弁護士との相談がどのように進むか想像がつかない」ということからきていることが多いです。

事前に弁護士との相談の流れを知っておけば、不安を大きく減らすことができます。

そこで、今回の記事では、弁護士へ相談する際の流れについて解説します。また、弁護士に依頼するメリットやサポートの内容などについても合わせてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

この記事でわかること
  • 弁護士に相談する場合の流れ
  • 弁護士に相談する際の気になる疑問
目次

弁護士に相談する流れ

交通事故の被害について弁護士に相談する際の流れは弁護士事務所によって異なりますが、大体次のとおりです。

それぞれのステップについて、順にご説明します。

(1)ステップ1 相談の予約をする

交通事故の被害にあい、今後どのように補償を受けられるのか、保険会社から連絡があったけれどどのように答えればよいのかなど、不安なことや心配なこと、わからないことがあれば、まずは弁護士に相談の予約をしてみましょう
相談料を無料としている事務所も多いです。

  • 依頼者のアイコン

    どのタイミングで弁護士に相談したらいいんですか?

  • 弁護士のアイコン

    決まったタイミングはありませんが、早めにご相談いただいたほうがいいです

    というのも、早い段階でどのような対応をとったかによって、もらえる賠償額が変わることがあるからです。そして対応の誤りはあとからは修正できないものもあるので、なるべく早めの弁護士への相談が重要となってきます。

    たとえば、次の事情により賠償額は変わりますが、あとからは修正が難しいです。

    通院先はどこか(賠償額の観点からは、接骨院や整骨院ではなく、整形外科などへ行くのがおすすめです)
    通院頻度(たとえば、あまりにも通院の間隔が空いていると、すでに治っているのではないかという指摘を受けやすくなります)

    また、後遺障害等級認定を受けるような場合は、次のことがポイントになることも多いです。

    治療中(症状固定前)にどのような治療・検査を受けたか
    どのような医師の所見があるのか

    この点、治療中から弁護士によるアドバイスを受けると、後遺障害等級認定を受ける際に有利になる可能性があります

    たとえば、症状に合わせて、後遺障害等級認定あたって有利となりそうな検査を受けるようにアドバイスしたりすることができます。そのため、患者側から何も言わないと、後遺障害等級認定に必要な治療・検査がされないこともあります。

(2)ステップ2 弁護士との相談(オンライン・電話または対面)

予約をしたら、次は弁護士との相談です。
弁護士は、事件の内容(事故の状況、ケガの状況など)を伺ったうえで、どのくらい賠償金がもらえそうか、など事件の見通しを説明します。

また、弁護士に依頼した場合に、弁護士が行うことについても説明があることが多いです。

  • 依頼者のアイコン

    交通事故の被害について弁護士に依頼したら、何をしてくれるんですか?

  • 弁護士のアイコン

    交通事故の被害に関する手続をサポートいたします。
    面倒な保険会社への対応も、弁護士が代わって行います

    【サポートの例】
    ・事故直後の対応
    ・治療中のアドバイス
    ・治療費の早期打ち切りなどの対応
    ・過失割合の調査
    ・損害賠償額の計算
    ・後遺障害等級認定の申請や異議申立て
    ・保険会社との交渉
    ・訴訟

  • 依頼者のアイコン

    弁護士に依頼すると、裁判をしなければならないのですか?

  • 弁護士のアイコン

    いいえ、そうとは限りません。
    交通事故の被害に関して弁護士にご依頼いただく場合、まずは交渉での解決を目指しますし、交渉するのが弁護士の仕事です。

    裁判にまで至るケースはそれほど多くありません。
    交通事故に関する問題の大多数が、交渉で解決しているんですよ。ただ、どうしても交渉で合意できない場合などでは、裁判をすることもあります。

(3)ステップ3 (契約をする場合は)契約

弁護士に相談して、交通事故の被害に関して弁護士に対応を依頼する場合には、弁護士と委任契約を結びます。

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    相談だけで、契約をしなくてもよいのですか?

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    もちろんです。

    相談をしたからといって契約をしなければならないということはありません

    弁護士に相談すれば、弁護士から今後の見通しやリスクの説明、問題の解決策の提案などがあると思います。その内容をお聞きになったうえで、契約されるかどうかをお考えになってはいかがでしょうか。

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    弁護士と契約をしたら、解約はできませんか?

  • 弁護士のアイコン

    弁護士とお客さまの契約は『委任契約』ですので、基本的にはいつでも解約できます

    ただし、基本的に、それまでの成果に応じた費用を支払うことは必要です。

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    弁護士と契約をしたら、どんなメリットがあるんですか?

  • 弁護士のアイコン

    メリットはそれぞれのお客さまによって異なりますが、皆さまに共通しているのは『賠償額が増える可能性がある』ということです。

    たとえば、保険会社の提示する賠償金額は法律上請求できる最高金額でないことも多いです。そのため、弁護士が交渉することで、増額する余地があることは多々あります。

    また、直接加害者と交渉しなければならないストレスから解放されることも大きなメリットだと思います。

【まとめ】弁護士への相談を不安に思う必要はない

今回の記事のまとめは次のとおりです。

  • 相談の大きな流れは、予約→相談→(契約する場合は)契約。契約は必ずしもする必要はない。
  • 弁護士に相談すると、どのくらいの賠償金をもらえそうか、など事件の見通しなどを説明してもらえる。
  • 弁護士に依頼しても裁判になるケースは少ない。多くの場合、保険会社との交渉で解決する
  • 交通事故の賠償金請求について弁護士に依頼すると、最終的に受け取れる賠償金が増額される可能性がある
  • 相談料が無料の弁護士事務所も多いため、まずは相談の予約をしてみることをおすすめする

弁護士に依頼する際にかかる弁護士費用については、各弁護士事務所にお問合せください。

交通事故被害でお困りの方はぜひアディーレにご相談ください

交通事故の被害にあった方が、賠償金の請求をアディーレ法律事務所にご相談・ご依頼いただいた場合、原則として手出しする弁護士費用はありません。

すなわち、弁護士費用特約が利用できない方の場合、相談料0円、着手金0円、報酬は、獲得できた賠償金からいただくという成功報酬制です(途中解約の場合など一部例外はあります)。

また、弁護士費用特約を利用する方の場合、基本的に保険会社から弁護士費用が支払われますので、やはり相談者の方・依頼者の方に手出しいただく弁護士費用は原則ありません

なお、法律相談は1名につき10万円程度、その他の弁護士費用は300万円を上限にするケースが多いです。
実際のケースでは、弁護士費用は、この上限内に収まることが多いため、相談者の方・依頼者の方は実質無料で弁護士に相談・依頼できることが多いです。

また、通常、弁護士費用がこの上限額を超えた部分は自己負担となりますが、アディーレにご依頼いただく場合は、保険会社の上限を超えた分の弁護士費用は請求いたしません。
お手元からのお支払いはないため、安心してご依頼いただけます。

弁護士費用特約の利用を希望する場合は、必ず事前に加入の保険会社にその旨ご連絡ください(弁護士費用特約には利用条件があります)。

交通事故の被害にあい、弁護士に相談するかどうかをお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にアディーレ法律事務所にご連絡ください。

この記事の監修者
中西 博亮
弁護士 中西 博亮(なかにし ひろあき)
資格:弁護士
所属:東京弁護士会
出身大学:岡山大学法学部,岡山大学法科大学院
私は、交通事故案件に特化して取り組んでおり、これまで多数の案件を解決してきました。加害者側の保険会社は交通事故の被害者の方に対して低い慰謝料しか提示しないため、正当な補償を受けられない被害者が多いという実情があります。被害者の方に正当な補償を受け取っていただけるよう、私は日々、被害者の方のお声を聞き、被害者の方に代わって加害者側の保険会社と戦っています。