交通事故の示談金に関する相談。第一歩は弁護士選びから
弁護士への相談をお考えの方へ。相談する弁護士はもうお決まりですか?初めての法律トラブルのため、どこでどのように弁護士に相談したらよいかわからず、ほとんどの方は一歩踏み出せずにいるのではないでしょうか。
今は相談者の方が“弁護士を選べる時代”です。でも、どのように相談する弁護士を選ぶのが良いか。そのポイントをこれから皆さまにお伝えいたします。
弁護士の選び方、それぞれのメリット・デメリットは?
自分の交友関係を活用したり、各機関が実施している相談会を利用したり、自分で探したりと、選択肢はたくさんあります。そして、弁護士の選び方によって相談時や依頼後に影響するメリットやデメリットがあります。まずは、弁護士の選び方によってどのような特徴があるのか把握をしましょう。
メリット | デメリット | |
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自分・知人の知り合い |
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役所の市民相談会 |
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弁護士会の相談会 |
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法テラス |
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自分で探す |
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弁護士のこと、法律事務所のこと「わからない」は危険!?
リストアップしたメリット・デメリットの中で重要視してほしいのが、「わからない」というデメリットです。「わからない」があるまま相談・依頼をしてしまうと、後から「そんなことは知らなかった」と思っても手遅れとなり、時間やお金の無駄になってしまいかねません。「わからない」は、リスクが伴うことなのです。
わからないこと | 起こり得るリスク |
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人柄 | 弁護士も同じ人間です。性格などで相性の良し悪しがあるのは当然のこと。性格が合わないため途中で解任し、別の弁護士に依頼し直した場合、その分、解決までに時間も費用もかかってしまいます。また、サービス業としての意識が低く、偉そうな態度で接する弁護士も未だに存在します。 |
弁護士費用 | 相談は無料でも依頼後は弁護士費用が発生します。依頼時に初めて弁護士費用を知るケースが考えられ、「思ったよりも高額で依頼できない」などの事態が起こりかねません。さらには、費用を明確にしていない弁護士もおり、その場合、「弁護士費用がいくらかわからない」という不安が解決まで頭から放れません。 |
仕事の姿勢・スピードなどの評判 | 業務に取り組む姿勢によって解決までにかかる時間は変わり、長期間かかった場合、それだけ不安な日々を長く過ごさなくてはいけません。また、非常に残念な話ですが、依頼者の方のお金を着服する悪質な弁護士のニュースもたびたび報じられています。依頼者の方々からどのような評価を受けているかも大切です。 |
実績・専門的な知識 | 弁護士が関わることができる分野は幅広く、ひとりがすべての分野で経験を積むことは容易ではありません。相談した弁護士が示談金の増額交渉の実績や後遺障害に関する専門的な知識がない場合も当然としてあり得ます。そのことに気がつかず依頼をしてしまうと、満足のいく解決ができないおそれがあります。 |
「わからない」まま相談してしまったら…
「紹介された弁護士は相談した分野を扱った経験がなかった」
「制限時間30分の中では、上手く相談できなかった」
「親身に相談を聞いてもらえなかった」
これらの声は、当事務所ご依頼くださる前に、ほかの手段で弁護士に相談した方々から寄せられた声です。弁護士について「わからない」ことがあるまま弁護士に相談したことで満足のいく結果が得られませんでした。
「わからない」ことによるリスクは、弁護士を自分で探して解消!
しかし、弁護士を自分で探す場合なら、「わからない」ことによるリスクを解消してから相談することができます。弁護士や法律事務所の実績、弁護士費用などはwebサイトやパンフレットなどに掲載されています。所属弁護士を顔写真やコメントを交えて紹介している法律事務所も多く、人柄や弁護士としての心構えなども知ることができます。今は、多くの法律事務所がwebサイトを設けており、広告なども多く目にします。さらには、検索サイトで「交通事故 弁護士」と検索をすることで、検索結果に交通事故の被害者救済に力を入れている法律事務所が多数表示され、弁護士を自分で探しやすい環境が整っています。
弁護士探しは特別なことではありません。
「わからない」を「わかる」に。
もし、「弁護士を探したことがないから…」という思いが残っているのであれば、飲食店を探すことを想像してみてください。デートや接待の際に「失敗したくない」とよい飲食店を探しますよね。それと同じです。弁護士選びは決して特別なことではありません。ただし、大きな違いもあります。法律トラブルは、人生や財産に直結する問題だということです。そのため、弁護士選びに失敗すると、今後の人生に大きな影響を与え、後悔する結果になってしまいかねません。だからこそ、弁護士選びで後悔しないよう、しっかりと弁護士を探す必要があるといえます。弁護士の人柄、費用、交通事故の被害者救済における実績など、自分の中で「わからない」をひとつずつ「わかる」に変えていき、「相談したい」と思った弁護士をぜひ見つけてください。