自転車乗車中に車に衝突された被害者。後遺障害の異議申立てを行い上位等級を獲得した結果、賠償金が大幅に増額しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。
Gさん(女性・70代・専業主婦)
相談までのできごと
自転車で走行中、左側路地より走行してきた乗用車に衝突されてしまったGさん。
この事故により、Gさんは左大腿骨転子部骨折と診断され、治療を余儀なくされました。
その後、Gさんは症状固定を迎えましたが、残念なことに左下肢の短縮障害が残ってしまいました。そこで、加害者側の保険会社を通じ後遺障害等級認定の申請を行ったところ、13級が認定されました。
しばらくして、保険会社からの示談の提案を受けたものの、金額の妥当性について疑問を持たれたGさん。そこで、交通事故に詳しい弁護士へ相談したいと考え、当事務所にご連絡くださいました。
弁護士の対応
弁護士が、Gさんの後遺障害認定の資料を確認するとともに、詳しく事情をお聞きしたところ、左下肢の可動域制限で上位等級が獲得できる可能性がありました。そこで、弁護士は後遺障害の異議申立てについてご案内しました。
ご依頼後、弁護士は後遺障害の異議申立てに向けた準備を開始しました。認定結果を改めて精査し、資料を収集して異議申立てを行ったところ、左下肢の可動域制限について12級が認められ、併合11級の認定を受けることができました。
その後、弁護士は加害者側の保険会社と示談交渉を開始し、粘り強く交渉。異議申立てにより後遺障害が上位等級になったことで、賠償金は当初の提示額より430万円以上増額の692万円で示談が成立しました。
弁護士からのコメント
保険会社の提示額は低額となっているケースが多いです。弁護士に依頼することで、後遺障害の結果を精査してもらうことができます。
そして、増額の可能性がある場合には、異議申立てを行うことにより、適切な賠償金受け取れる可能性があります。